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仲網大漁記念碑

13日、御崎神社に行った折に撮影した
仲網大漁記念碑の「解説板」の写真を見ながら
碑文を書き起こしてみました






仲網大漁記念 あらすじ
以前三陸地方では鮪を捕る方法は建網によっていました。中でも唐桑では鮪大網が有名でし
た。そして今の仲網は嘉永年間(一八四八~一八五三)わが古館家の祖父鈴木勘右衛門が復興し
たもので、父禎治が継承して今日まで続けておりました。その間豊漁の年や不漁の年もありまし
たが、祖父が復興して六十年経った今年、天運循環して必ず漁獲が多かろうと期待し、元網・
仲網のほか休業していた三丁目漁場も再興しました。また崎浜の中川原家小野寺氏も津
本漁場を復興し、協力し合って四月中に準備を完了しました。こうして仲網は七月十一日を
もって始まり、すぐさま鮪一万尾を獲ることが出来ました。それ以降一万から二万尾ずつの漁獲
があり、一期間を通じての水揚げは十万尾余りの多きにおよびました。他の三漁場も同じよう
に空前の大漁でありましたこれを思うに祖父勘右衛門が六十年後の大漁を予想し、われら
子孫に贈ったものと言えます。そこでわれらもまた子孫のため他日の大漁を期待すべくすなわち
崎浜荒海野の地役六百歩に松杉千株を植え太漁記念の魚付き林と致し、更にこの盛漁のあら
ましを碑に刻み後世に伝えるものであります。

明治四十三年(1910)十一月

施主   鈴木哲朗
世話人  片桐又吉
大謀   三浦重六

(囲みの解説)
この解説板は、仲網太漁百周年記念事業の一環として、農林水産
省の広域連携共生対流等交付金事業による支援を得て設置したも
のです。石碑の裏面には当時仲網で働いたと思われる廣田村(現陸
前高田市広田町)二十名、大谷村(現気仙沼市本吉町大谷)四名、
唐桑村(現気仙沼市唐桑町)六名、計三十名の名前も刻まれており
ます。広田漁業史にはこの年、唐桑村御崎の仲網で働いた漁師の取
り分は一人当たり三百円(現在の五千万円相当)だったと記されてい
ます。この大漁は地域の経済に計り知れない恵みをもたらすと同時
に、当地方の漁業文化形成に多大な影響を与えたものと思われま
す。この歴史的事実を広く知らしめるために百周年記念事業を展
開し、この解説版を設置いたしました。

平成二十二年(2010)七月
唐桑半島まちおこし協議会大漁満船資源○
崎浜自治会
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